iOSの広告識別子IDFA

iOSの広告識別子、Identification For Advertisers(IDFA)について調べました。

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IDFAとは

  • ソフトウェア(iOS)が発行する広告用の識別子
  • iOS6以上の端末から取得が出来る
  • アプリから取得が出来る(ブラウザから取得不可)

IDFAの同一性

  • 異なるデベロッパーの異なるアプリから取得しても同一IDFA
  • アプリをアンインストールしても再度取得するのは同一IDFA

IDFAのリセット

  • iOS6.1以降の端末からリセットが出来る
  • リセットすると新しいIDFAが発行される
  • 過去のIDFAが新たに割り振られることはない
  • 端末の初期化でも新しいIDFAが発行される

IDFAの活用例

  • ターゲティング広告の表示
  • インストール広告の出稿(インストール計測)
  • 特定アクション広告の出稿(チュート完了、レベル到達)
  • リターゲティング広告の出稿(インストール計測)

その他

  • ユーザーが「追跡型広告を制限」をオンにしても取得が出来る
  • (コンバージョン計測やユニークユーザー計測などで使用可能)
  • UDIDは機械(端末に)に固有だが、IDFAはソフトウェアが発行
  • 現在、UDIDは使用禁止

参考

MIPsの3分割フレームワーク

市場、利用、商品・拡散を3分割することでフレームワーク化できます。

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  1. 市場
    • GooglePlay/AppStore内外の露出拡大
    • プロモーション全般、PR、SEO、ASO(検索)
  2. 利用
    • GooglePlay/AppStore内のCTR/CVR向上
    • ASO(テキスト、クリエイティブ、動画、評価)
  3. 商品・拡散

課題

  • 市場→利用→商品・拡散→市場でポジティブスパイラルを作り出す。

マーケットとプロダクトの両輪

マーケットとプロダクトの両輪が連動するマーケティング戦略が理想的なモデルです。

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  • プロダクト(内)
    1. プロダクトが色濃くマーケティングを内包するタイアップ
    2. プロダクトの周辺でマーケティング展開するキャンペーン
  • マーケット(外)
    1. 直線的に新規ユーザー獲得に結びつけるプロモーション
    2. 間接的に新規ユーザー獲得に結びつけるブランディング
  • マーケット(外)→プロダクト(内)
    1. プロモーション・ブランディングを商品利用に繋げる施策
  • プロダクト(内)→マーケット(外)
    1. 商品利用をプロモーション・ブランディングに繋げる施策